直読直解をマスターする
英語脳の育成は、それを意識して十分な努力を続けてさえいれば、そんなに難しいことではない、と述べました。
じゃあ、どんな努力をすればよいのか。
具体的には僕のイメージとして、英語脳とは
1・必要十分な語彙力があり、それらを生きた英語として自由自在に使える状態にある
2・英語の構文に精通していて、英語をそのままの語順で解釈できる状態にある
という風に感じています。
1の語彙力や英語表現方法を多数身につけている、というのはある意味当然なので、ここではおいておく事にして、2の意味を説明したいと思います。
2の言っていることはつまり「直読直解」ができる、ということでもあります。
直読直解とは、英文を読んで、それを日本語の語順に直さずに、そのまま(英文のまま)理解するということです。
速読に必要なもの、と理解している人もいるようですが、それはもちろん、英語脳とも深くかかわっているわけですから。
ご存知のように、日本語と英語は、主語や述語などの語順が違います。
英語の構文では、基本的に主語の次に述語が来て、その後に形容詞やら副詞やらが、ぞろぞろと続くことが多いのに対し、日本語の構文は主語と述語の間に形容詞や副詞を挟んでしまい、最後に述語で終わる形になっています。
なので、学校での和訳の勉強では、英語の語順を日本語の語順にわざわざ入れ替えてから訳す必要があったわけですが、当然、ネイティブの人との会話ではその必要はありません。
というか、会話の最中に、英文を、日本語の語順にわざわざ直している時間はありません。
そこで、直読直解をマスターする必要があるというわけです。
直読直解をマスターする方法については、いろいろあるのですが、やはり
1.英語(具体的に言うと英単語)の意味するところを英語のまま理解するようにする
2.日本語とは違う英語の構文の仕組みを正しく理解するようにする
という二つに尽きるように思います。
具体的に、僕が以前受講していた「スーパーエルマー」という英語教材の中の一文を使ってみます。
The company discovered that the telephone equipment used to connect to the university computer was in West Germany.
少し長い文ですが、日本語に和訳する際には
その会社は、大学のコンピューターに接続するために使用された電話装置が西ドイツにあるということを発見した。
となります。
しかし、直読直解の読み方は次のようになります。
The company/その会社は
discovered/発見した
that/次のようなことを
the telephone equipment/その電話装置が
used/使われていた
to connect to the university computer/大学のコンピュータに接続するために
was in West Germany./そしてそれは(電話装置のこと)西ドイツにあった
どうですか?直読直解というものが少しはイメージできたでしょうか?
英語を英語の語順のまま訳す、という意味もわかってもらえましたでしょうか。
ちなみに、この英文にスラッシュを入れて呼んでいく読解方法をスラッシュリーディングと呼ぶとか(スラッシュの入れる位置には決まりがあるそうですが、僕はあまり知りません…)。
直読直解のトレーニングに効果的なので、ぜひ、やって見てください。
この直読直解というのは、速読には必須のスキルで、かつ、ヒアリングの際の頭の働かせ方(英語脳)にも通じるものです。
もちろん、ネイティブスピーカーは日本語を知りませんが、英語を語順のまま理解しているというのは変わりありませんから。
初心の方も、これから英文を読む際には、直読直解を意識して、頭から英文を理解するためのトレーニングを積んでいってください。
直読直解ができれば、速読ができる→多読ができる→英文を短時間にたくさん読めるようになるので上達のスピードも速まる
となるので。
また、この直読直解、英語の構文が複雑になればなるほど、威力を発揮しますが、構文の知識もそれなりに必要となってきます。
なので、構文の知識があまりない初心者の方は、できるだけ簡単な英文で直読直解のトレーニングをしてみることをお薦めします。
ちなみに、上記の英語教材「スーパーエルマー」は、直読直解(正確にはスラッシュリーディング)のトレーニングに非常によくできた教材なのですが、如何せん値段が高すぎる…。
なので、あまりお薦めはしません(笑)。
欲しい方はYahooオークションなどで中古で購入を検討してみてください。
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